現実と理想の狭間で〜ゆりの日常 in London

イギリス・ロンドンに住んで4年目の日常。芸術と旅行が好き。

本籍地はどこでもいい?本籍を移動をしました【海外在住】

こんにちは。今日は婚姻届の提出の際に知った、本籍地の移動に関してのぼやきです。笑 もしかしたら私だけ世間知らずだったかもしれないですが!

 

本籍の住所はどこでもいい?

戸籍とは、氏名や生年月日などの基本情報と、出生から死亡に至るまでの親族的身分関係をあらわした公証のことを指します。戸籍は日本人国籍の人のみが持ち、その人物が日本人であることを証明できます。

 

本籍地とは、その戸籍を保管している市区町村であり、現住所や出生地とは基本的に一致していなくても構いません。

 

そして、

基本的に日本国内で地番がある場所であれば、どこにでも本籍を置くことができます。

 

なので、賃貸マンションの住所でも、昔住んでいたお家の住所でも、思い出の地でも、なんなら何にも関係ない住所でも、ほんとうにどこでも本籍は移せるのです。

 

私のイメージでは、この、"日本人であることを証明する最重要書類"に記される住所は、その人物となんらかの関係性(たとえば、現住所や親戚が住んでいる場所、実家など)が必要なのだと勝手に決めつけていたので、大使館の人にかる〜く「どこでも〜好きな場所に決めてもらえれば」と言われた時はかなり素っ頓狂な顔をしていたと思います。笑 

 

ただ大使館の人には、一応本籍を移したい場所の役所に連絡をとって、その地番で登録が大丈夫かどうかを問い合わせてから本籍地の欄に書くように言われました。

 

本籍地の決め方

基本的に人生で戸籍が必要になる時は以下のどれかがほとんどかと思います。

  • パスポートの発行
  • 本籍地以外の役所に婚姻届を提出する際
  • 生命保険請求時
  • 年金の受給開始時
  • 遺言書の作成時
  • 相続手続き時

イメージとしてはなんらかの別の書類が必要な時(急いでいるだろう時)に必要な戸籍。本籍はどこにしても大丈夫ですが、おすすめされているのは、自分が行きやすい場所です。

 

私の場合はもともと東京都出身で、戸籍は別の県にずっとありました。現在その住所に住んでいる父方の家族とはほぼ父を通しての連絡のみで、個人的に連絡を取り合っていません。父は遠い別の県に転勤で勤めているため、戸籍が必要な際は急ぎでなければ、父の帰省時にお願いしたりしていました。これまでは父が筆頭者の戸籍だったため、父が父自身の戸籍を取り寄せれば、全く同じものを私が使えたのですが、今後婚姻届をだすと国際結婚の私は私の名前が筆頭者となるため、父に頼む場合は委任状を作ってお願いする形になり、ワンバウンド余計に面倒になります。そこで、本籍地はどこにでも設定可能ということを知って、私が筆頭者ということで心機一転本籍地を移動することにしました。

 

私は、母が東京にいるのでなにかあればどのタイミングでも母に委任できるということ、日本に一時帰国した際は友達や家族に会うのに近くの場所で集まることが多いと思うので、自分自身で役所に行くのもそこまで負担がないことを踏まえて、自分の戸籍を管理してもらう役所の場所を決めました。

 

役所に連絡

たぶん移したい役所に直接転籍届、もしくは婚姻届を提出する場合は、前もっての快諾は必要ないと思います。私の場合は、海外在住のため手続きが大使館を通してになるので、大使館から前もって役所にその番地で本籍地として認められるかを聞いてください、と言われました。

 

私の電話の回線に国際電話の設定がされていなかったため、Skypeを使って役所の戸籍係に電話。無事につながって、快諾を得ることができました。戸籍係の人はすぐに状況を把握してくれて、婚姻届にはこのように書いてください、と丁寧に漢字か算用数字での記載かどうかなどを教えてくれました。

 

このときも、なぜこの番地・役所にしたいのかなどは一切聞かれませんでした。

 

あとがき・本籍地の場所の私の勝手なイメージ

旧戸籍法(1947年まで)では基本的に家の所在地が本籍だったそうで、私の祖父母が生まれた頃はその時の住所が本籍地として設定されていました。そのためか特に私の祖父は、本籍地に対しての親しみが私のジェネレーションと全然違う感じがします。私の祖父はずっと出生地(生まれ育った地)に本籍を置いたまま、動かさず、違う県に長らく住んでいましたが現在は出生地の近くにお家を持っています。

 

私の戸籍はもともと父方の実家、父兄弟が生まれ育ったお家が本籍に設定されていて、私自身にとっては、そこには年に数回の親戚との集まりのみ行く場所であり、住んだことは一度もありません。私の育った場所からはその市役所までは2時間ほどかかり、戸籍の問い合わせには父の手を借りるか、郵送という手段をとっていました。

 

ある意味パスポートや何かで戸籍の原本を取り寄せなければいけないというのは、基本的に面倒なプロセスだったので、今回の婚姻届提出時に転籍届なしで本籍の場所の変更できるのはありがたいなと思っています。

 

 

 

〜〜〜〜〜

 

多分私が知らなかっただけ・なぞの勝手なイメージを自分で作り上げてた、せいかと思いますが、似たような人がいるかもしれないので、参考になるかもしれません。:)

 

特に海外在住だと、もし誰も近くに取り寄せを助けてくれる人がいなかったり自分が帰国時に行きづらい場所に本籍があると、パスポートの申請などで必要な時に取り寄せるのがかなり大変になってくると思うので、便利な場所に本籍地を置くのは時間や利便性を考えて、いいことかと思います。

 

ではでは👋

 

 

 

 

 

 

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