現実と理想の狭間で〜ゆりの日常 in London

イギリス・ロンドンに住んで4年目の日常。芸術と旅行が好き。

【イギリス配偶者ビザ】Dependant on the Skilled Worker Visa routeの申請時に必要な書類について

こんにちは!昨年に私のイギリスでの配偶者ビザ(私の場合は、Dependant on the Skilled Worker Visa route)が通ったことをこちらで書いたのですが、申請プロセスや必要書類などに着いてまとめようと思っていたのに数ヶ月が経ってしまいました。最近その投稿にコメントをいただいたので、思い出せる限りまとめてみたいと思います😊

 

yurinonichijo.hatenadiary.jp

 

 

最低必要書類

実は、 Home Officeの申請プロセスで絶対に必要な書類として表示されるのはとてもシンプルで以下の2つだけでした。

  • 現在のパスポート
  • 結婚している場合は婚姻証明書

でもこれはある意味落とし穴。Home Officeでは本当にベーシックな最低必要条件のみしか表示されていないので、いろいろなイミグレーション弁護士事務所などのウェブサイトやこれまでに同じように配偶者ビザを申請した人の体験などのブログやビデオを参考にするのがベストだと思います。

イミグレーションが重視するのは、結婚していたとしてもこの恋愛関係が純粋なものであるか(詐称やビザを得るための嘘などではないか)やビザを持つにふさわしいのか(金銭面や言語などを含め)などで、イミグレーションが疑問に思ったり証明するのに足りないものがあると、拒否されたり新しい書類を求められてどんどん申請期間が長くなったりする可能性があります。Dr HouseとDominikaの結婚みたいなものを防ぐためですね( ◠‿◠ )(Dr HOUSE見たことある方にしか伝わらない)

 

今回結局、私が提出した書類の数は実に20前後になりました笑 ただ全てが絶対に必要なものなわけではなく、申請環境によっても変わると思いますので、もし同じビザ申請をしている方は参考程度に見ていただけるといいと思います😊

結果的に提出した書類

私のビザは夫(Skilled Worker Visaを保有している非英国人(EU出身でもない))の配偶者としてのビザになるので、正式名称で言うとDependant on the Skilled Worker Visa routeになるのですが、基本的に証明しなければならない内容に関しては、イギリス国籍の方もしくは永住権保有者の方の配偶者ビザ(spouce visa/partner visa)と変わらないので、以下のイミグレーション弁護士事務所のページを主に参考にしました。

london-immigrationlawyer.co.uk

 

私は何かを提出し忘れるのを防ぐために、すべてNotionアプリ上で提出する予定の書類を箇条書き(To do listチェックボックス方式)していたので、以下はそこからまとめたものです。☺️

 

提出した書類は、①Proof of genuine relationship(本当の恋愛関係の証明)②English requirement (英語の証明)③Financial requirement (資金証明)と④その他の書類(パスポートやIHS(Immigration Health Surcharge 国営医療サービス)やVisa applicationに払ったレシートなど)の4種類に分けられます。

 

① Proof of genuine relationship(本当の恋愛関係の証明)

この中でもっとも労力を使ったのが①番😂ちゃんとした恋愛結婚であることを証明するために小っ恥ずかしいですが、3種類のアルバム(パワーポイントで)を作りました。1つ目は結婚式の時の写真を集めたもの、2つ目は時系列に沿って並べた2年分くらいの一緒に旅行に行った時の写真や友達と集まった時の写真などを集めたもの、そして3つ目はWhatsappやiMessageなどの会話のスクリーンショットを時系列に並べたものです。

1つ目の結婚式の写真を集めたものはその時の写真をランダムにパワーポイントに貼り付けただけなので簡単でした。2つ目は、私たちは結婚した際にまだ出会ってから2年経っていなかったのでほとんど付き合い始めた頃の時から直近までの写真を集めました。基本的には3~4ヶ月毎に1~2枚以上の写真を選び、"2022年X月一緒に旅行に行った時”や"2023年X月バースデーを祝って友達を含めて遊んだ時"、"私の家族との写真"などキャプションをつけてパワーポイントに貼り付けました。どこで見たか聞いたか覚えていないのですが、20~30枚ほどの写真があるといいとお勧めされた記憶があります。3つ目はWhatsappなどをたくさんスクロールして過去のメッセージをスクリーンショットしました。2つ目と同じような感じで3~4ヶ月毎に2~3メッセージをスクリーンショットし、時系列で並べました。まだ付き合い始めの時で一緒に暮らしていなかった頃の会話は「はやくあいたい❤️」みたいなものもありましたが、直近のメッセージのやり取りは「何時に帰ってくるの〜」「もうすぐ〜何かいる?」「卵買ってきて〜」みたいな感じになってましたが、ある意味リアリティあって良かったかと思います😂😂

ちなみに3つ目はこちらのYouTube動画をかなり参考にしました( ◠‿◠ )

youtu.be

ここに追加で(もちろん)婚姻証明書と、私たちの場合は1年以上一緒に住んでいたのでその証明に2人の名前が入ったテナンシー同意書や電気代の請求書などもスキャンして提出しました。

私が提出したものはこちら⇩

  • Evidence of your genuine and subsisting relationship (e.g. shared bills, photographs, correspondence, messages).

    • 2人が一緒に写った写真(旅行時や友達や家族と一緒にいる時のもの)20~30枚

    • 結婚式の時の写真を集めたもの

    • 婚姻証明書

    • WhatsappとiMessageの会話のスクリーンショットを集めたもの

    • 両者の名前が載った電気代とカウンシルタックスの請求書

 

② English requirement (英語の証明)

これは私の場合はストレートでした。私の場合はイギリスの修士課程を修了しているので、大学院の修了証明書のスキャンを提出して完了しました。もし英語圏での大学や大学院を卒業していない方の場合は、IELTSやCambridgeの英語能力テストで低くともA1のレベルが必要のようです。

 

私が提出したものはこちら⇩

  • Proof you meet the English language requirements (e.g. CEFR exam certificate).

    • イギリスの大学院の修了証書のスキャン

 

③ Financial requirement (資金証明)

こちらはもしパートナーを呼び寄せたい(スポンサーする)側が規定以上の収入を持っていれば問題ないはずなので、たくさん提出する用はおそらくないと思います。時にSkilled Worker Visaのdependantのビザ申請の場合、呼び寄せる側はスポンサーの雇用先から規定以上の収入を得ているはずなので、dependantの申請の方は気にすることはないかと。私は昔学生ビザを申請した際に学費や生活費を払えるかなどの検討項目で自分の(もしくは親の)銀行残高証明書なども求められたので念のため今回も提出しましたが、とくに必要ないと思います。

イギリス国籍もしくは永住権保持の人の配偶者ビザを申請する場合は、確か現段階では呼び寄せる側が£18,600の収入があれば大丈夫だったかと思います。ただ今年(2024)の春から呼び寄せる側が£29,000以上の収入が必要で最終的には今年以内に£38,700まで引き上げると発表されているので、これから申請する方は常に情報を逃さないように気をつけておくといいでしょう。

細かい情報はぜひこちらから⇩

https://commonslibrary.parliament.uk/research-briefings/cbp-9920/

また、一緒に住む場所に十分なスペースがあるかどうかも検討の対象になるそうなので、一緒に住む予定の場所のサイズが確認できるものを提出することが推奨されています。私たちはすでに一緒に住んでいたので、一緒に住んでいる(住み続ける予定の)フラットのテナンシー同意書を提出しました。

今回提出した中で、おそらくイミグレーションが気にするであろう必須書類といえば、夫の収入と残高証明書と住んでいる場所の証明でしょうか。

 

私が提出したもの

  • Proof you meet the financial requirements (e.g. bank statements, savings statements, wage slips)

    • 私の銀行の6ヶ月分の利用記録

    • 私の貯蓄預金の書類

    • 夫の銀行の6ヶ月分の利用記録

    • 夫の雇用契約

  • Proof of accommodation in the UK

    • テナンシー同意書

 

④ Other Documents

そしてこれはそれ以外の書類です。基本的にベーシックなもので、IHSやビザの申請費のレシート、申請フォームや宣言書のpdf、2人のパスポートとBRPカードのスキャンです。

申請手続きの際、念のため一つのプロセスが終わったら毎度スクリーンショットやPDFの保存をしておくと後々楽になると思います。

 

私の提出したもの

  • Completed application form and application fee

    • IHSの支払い完了ページ

    • ビザ申請料支払いの完了ページ

    • アプリケーションフォーム

    • ビザのチェックリスト

    • Verification Consent

  • Valid passport

    • 私のパスポート

    • 夫のパスポートのスキャン

    • 夫のBRPカードのスキャン

    • 私の過去のBRPカードのスキャン

  • Details of any previous immigration applications, if any

    • 過去に学生ビザを提出した時の申請書類

    • National Insurance Numberの通知書のスキャン

 

かかった料金💸

  • Immigration Health Surcharge £1,248
  • ビザ申請費 £479
  • ビザ申請指紋アポイントメント £143

全て込み込みで今回かかった費用は£1,870でした。

 

さいごに

ちなみに私は過去に2回ほどイギリスベースの日本人向けイミグレーションアドバイザー(弁護士)に50分のオンライン相談を有料でお願いしました。1回目は2年近く前にどのような方法でビザを得るかを教えてもらいました(YMSビザ・結婚して配偶者ビザ・学生ビザもしくは就労ビザなど)。そして今回配偶者ビザを申請する前にももう一度どんなことを証明する必要があるかなどをアドバイスしてもらうためにオンラインカウンセリングを受けました。値段は1回£80でしたが、オンラインカウンセリングの後にその事務所に申請のサポートをお願いするように強制は全くされないのでもし不安のある方は相談されることもいい選択かと思います( ◠‿◠ )

 

個人的にやっていて良かったなと思うことは、ビザ申請した際のアプリケーションフォームはPDFもしくは紙プリントして保管しておくことです。ビザ申請の際毎度、過去10年間にこれまでに旅行した国と日時(入国・出国日)を書かなきゃいけないので、私は前回のビザ申請の時のアプリケーションフォームを保管していてそこから半分くらいの旅行歴をコピーすることができました。また、一緒に住んでいる場合は家賃や電気代・カウンシルタックスなどの請求書をジョイントネームにしてもらうことをはやめにやっておくと後々証明する時に楽なのでおすすめします。

 

コメントしていただいたななさん、ありがとうございました☺️ dependant on skilled worker visaだとしても証明する必要がある内容はsponce visaとほぼかわりないので、spouce visaの内容を参考にして、現在イギリス在住であるパートナーさんの就労許可や収入を証明するものを追加して申請するといいと思います☺️

 

個人的にやり取りしたい方は答えられる範囲内で返事させていただきますので、お気軽にX (旧Twitter)の@yurinonichijoでDMお待ちしてます☺️

 

 

 

長くなってしまいましたがそれでは〜!!

 

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