すっかりブログをいじらないまま4月に入ってしまいました汗汗 雨が多く全く春🌸という気候ではないイギリスですが、やっと時計が1時間早まり日が長くなったのがほんの少しの春を感じさせてくれています( ◠‿◠ )
というわけで、かなり時差投稿ですが、、この前ロシア国籍の旦那と在英ロシア大使館に大統領選挙に行ってきました(私は日本国籍なので投票はできません)。
※念のためですが、再選したロシア大統領であるプーチンやウクライナ侵攻を擁護するものでは全くございませんことをご承知おきください。
ロシアの大統領選挙とNoon Against Putin🇷🇺
大統領選挙は2024年の3月15日から17日の3日間で行われましたが、海外にある大使館にて在外ロシア国籍の人たちが投票できるのは最後の日の17日日曜日だけでした。
みなさん知ってる通り90%近くの得票率でプーチンが大統領に再選しましたが、このような誰もがプーチンが再戦することを疑わない状況のお遊びのような選挙になぜわざわざ参加する人たちがいるのかということなんですが。ロシアではプーチンやウクライナ侵攻に反対することを公で言ってしまうと逮捕や暴力などの可能性がありなかなか自分たちの意思を示すことができない状況の中、逮捕される心配なく静かに反プーチンであることを意思表明できる少ない機会だったのが大統領選挙に行って別の候補者に投票することでした。これは2月に亡くなった反体制派指導者であったナヴァルニー氏が勧めていた運動で"Noon Against Putin(反プーチンの正午)"と呼ばれ、最終投票日17日正午に、ロシア国内も含め世界各国の在外ロシア大使館に多くの人たちが投票所に並びました。
ナヴァルニー氏の奥様もベルリンにある在独大使館の行列に数時間並んで、投票用紙には亡くなった旦那さんの名前を書いたそうです。
ロンドンのロシア大使館にて。
その日は私は昼過ぎまで仕事があり旦那さんは待っていてくれたため正午に大使館に行くことはできませんでしたが、家でTwitterなどから現在の大使館の外の状況などを開くとものすごい行列が。。在英ロシア大使館はロンドンのケンジントンエリアにあるのですが、ケンジントンガーデンの塀に沿ってものすごい長い列の写真と動画が既に出回っていました。
私たちはやっと15時半ごろに着いたのですが、大使館に並ぶ列の長さはどんどん長くなっていてました。列の様子↓
列の尻尾についてからgoogle mapで大使館までの道のりを検索したら普通に歩いて14分かかる距離。0.6マイル。ほぼ1km。
この時の様子を撮影した動画を見つけたので貼っておきます↓
Massive queue outside Russian embassy in London for elections, larger than ever seen before #Russia #RussianElection #Putin pic.twitter.com/CNAxWaUIVY
— SteveSpCorner (@SteveRightNLeft) 2024年3月17日
ロンドンでは夫の友達のパーティなどで最大30人ほどのロシア人たちに会ったことがありましたが、数千人ものロシア人を一か所で見たのは初めてでした。ロンドンの最もロンドンらしい?ケンジントンにいるのに、周りを見渡せばみんなロシア語喋ってるというのが不思議な感じがしました( ◠‿◠ )
Queensway駅のあたりで時間潰し。
甘く見ていた我々はネットで見つけたウズベクレストランを17時半に事前予約してしまっていたので、この時間から並んだらきっとレストランに間に合わないだろうということで並ぶのを断念← レストランまで時間潰すにして、近くにDachaというロシア・東欧スーパーマーケットに行ってみることに。
もちろんロシア人だらけですし、投票を終えた人や並び疲れて諦めた人などがDachaに列を作ってました。それでも5〜10分ほど並んですぐ入れました。出迎えてくれたお店のスタッフさんや今日は売り時と言っていました笑
ロシアスーパーといったらやっぱりイクラ。缶詰めで売ってます。
ジョージアの餃子のヒンカリも売ってました。2袋£30....高すぎ。下にはロシアの餃子のペルメニ。私はペルメニ大好きで、冷凍庫にほぼ常に常備してます。高いし冷凍食品なので頻繁には食べないけど、料理するまでもないけどお腹すいたなっていう時に便利。
こちらは瓶に入ったイクラたち。まとめ買いでディスカウントオファーしてたけどそれでも高いし2人暮らしの小規模家族なので我慢しました🤗
小腹が空いたのでクバスとペリャニキを購入。今写真見たらまたペリャニキ恋しくなってきました。ロシアのお菓子はイギリスやアメリカのお菓子と違ってそこまで甘すぎないのが魅力。日本人好みだと思います😃
写真撮るのを忘れてしまいましたが、ボルシチやオリヴィエサラダ、キムチサラダなどロシアの家庭料理をパックしたお惣菜セットのようなものも売っていました。
お店を出てまた散歩。Queensway駅のそばに日本スーパーも発見。納豆が£1.79(約¥300)。
小さい店の割には品揃えが良く、いろんな麺が売っていました。
予約していたウズベクレストランへ🇺🇿🍽️"Uzbek Corner London"
たまたまGoogleマップ上で見つけたウズベキスタン料理やさん。ロシアンスーパーマーケットであるKalinkaのすぐ近くで、何度も歩いたことある場所なのに見たことないと思ったら、まさかの隠れたマーケットがあり、その中。
この写真の真ん中の黄色いマーク"Queensway Market"から中に入り、コンピュータやいろんなガラクタ?が並んでいるお店を通り過ぎると、想像つかない広さの廊下がありいろんな個人のお店がひしめき合っていました。占いみたいなものから、インドネシア料理、トルコ料理、中東系の料理から、コンピュータやスマートフォンの修理、古い家具などを売っているお店などが入っています。
お店に着いたらまたロシア語が聞こえてきました。かなり奥まった場所にひっそりとあるお店なので、わざわざ来る人たちはやはりロシア人やウズベキスタン、カザフスタン出身の人たちのようです。値段はロンドンにしては悪くない値段だけど現地の値段を考えてしまうと高い、という感じ。まあ美味しいボルシチを£8でいただけるのなら悪くはない。
普段だったら大好きなボルシチを選ぶのですが、一応ウズベクレストランということでMoshhorda(日本語発音だとムスタワ?)をオーダー。美味しかったです☺️あとはプロフを食べたかったのですが、1時間ほど待たないといけないということでウズベキスタンの餃子?のマンティとサモサを食べました。(写真忘れました🙇♀️)
食事後19時前にロシア大使館への投票の列に並びましたが、まだまだ大行列。列の真ん中くらいに並んでいる人に声をかけたらかれこれ6時間も並んでいるとのこと。私たちも1時間ほど並びましたが、ロンドンのロシア大使館は20時に予定通りクローズしてしまい、4〜6時間並んだ人たちも投票できずじまいでみんな叫び声をあげて門を開けるように講義をしていましたが、結局開けてくれませんでした。
投票の権利のある人全員が投票時間内に並んでいたのに問い評することを許されないというのに憤りを感じます。これはロンドンに限らず、ロシア国正規の在住者が多いドイツや東欧の国々で投票できない人が多数いて、大使館の反応は同じでした。ちなみにベトナムに住んでいるロシア人たちはベトナム在住のロシア国籍の人が少ないということでかなりすんなりと当行を終えていました。
ちなみに、ロンドンではナヴァルニーさんにたむけられた花やポスターがずっとロシア大使館の前にあります。そこではいつも誰かが集まっているのを見かけます。
Commemorative display for Alexei Navalny outside of the Russian Embassy (Notting Hill Gate)
byu/hawaiisanta inlondon
私の旦那は残念ながら投票できませんでしたが、私たちが到着した15時半ごろから並び始めてもおそらく5時間並んで投票できずじまいだったと思うので、それよりは良かったかなあと思います。
私自身、せっかく投票権があり日本国籍として政治に関わることができる(国民の一票がちゃんと一票として届く国)ということを当たり前に感じている面があったので、ニュースなどを読んで世界や日本・イギリスで起こっていることを知っておき自分の意見を持つことは大事だなあと改めて感じました。
それではそれでは👋
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