現実と理想の狭間で〜ゆりの日常 in London

イギリス・ロンドンに住んで4年目の日常。芸術と旅行が好き。

トルコ・イスタンブールで歯医者へ🦷🪥〜デンタルツーリズム〜

こんにちは!今回は、イスタンブールにて歯医者に行ってきた話です🦷

 

イギリスのプライベートの歯科は雇用主が歯科を含んだ医療保険を提供してくれてない限り、とても高い!💸です。NHS(国民保健サービス)の歯科もあるにはあるのですが、新しい患者を受け付けているクリニックがなかなか見つからなかったり、検診もほんの5分で終わってしまうなど、日本の歯科のように気軽に行けるような感じではないようです。イギリス以外のヨーロッパでも医療費が高いというのはあるあるで、医療ツーリズムで物価の安いポーランドセルビア、トルコ、モロッコなどに行くのが流行っています。特にホワイトニングとかインプラントなど大掛かりなものや美容整形はトルコで人気らしい。😳

 

今回、クリスマスホリデーとしてイスタンブールに1週間弱いるので、せっかくだったらということで、クリーニングをお願いしたく歯医者さんに行ってみました。旅行前からイスタンブールで歯医者さんに行きたいと考えて検索したりはしていたのですが、デンタルツーリズムをビジネスとして売り出してる歯医者さんの宣伝が多く引っかかるため値段も(イギリスよりはいいものの)かなり強気だったので、ダメものでアポ無しで行きましたが、現地では結構それが普通なようで問題なく検診を受けることができました。

 

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白基調でクリーンな印象の素敵な歯医者さんでした。

 

検診で虫歯がふたつ見つかった🫠🦷

私が前回歯医者さんに行ったのは日本に一時帰国中の今年の2月です。その時は特に虫歯はないので大丈夫と言われたのですが、1年弱でわりとしっかりとした虫歯が現れたらしい…🫠そんなにはやく虫歯が成長するのかと伺ったところ、やはり年が若い(20代や子供)は平均よりも虫歯の成長が早いらしい。

 

2つの虫歯はアージェント(すぐ治療すべき)と判断されたのですが、2つの歯を1日で治療することはできないので、その日は検診・クリーニングと1つの歯を治療することにし、数日後に別に2つ目の歯を治療することになりました。ちなみに夫も2カ所虫歯が見つかったのですが、片方はアージェント、もう片方はまだかなり小さいので半年から一年ほど待っても大丈夫とのことでした。

 

虫歯ができた場所は両サイドの1番奥の下の歯だったので、私は今後ブラッシングをもっと奥に気をつけないといけないですね。ちなみに片方の奥歯は昔に詰め物をしていたので、同じ場所に虫歯ができたということ…!私が子供だった頃は(というかこれまで)は歯医者さんに行って虫歯だと診断されても完全に親と歯医者さんに頼りっきりでどの歯をどのように治したとか、その歯のどの場所が虫歯になって、どの程度虫歯で、など全く聞いてもいませんでした。(おい)今回はかなりじっくりどうなっているかどのような治療をするかなどを説明してもらって理解できたので、これを覚えておいて今後の歯磨きやメンテナンスに活かしたいところです。

 

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これは旦那さんが2人の歯医者さんに検診されてる状況。

 

ちなみに、検診(Examination)自体は無料でした。

 

まずはクリーニング。

細い針みたいな道具で擦る感じなんですが、痛くはほとんどないけど(たまに感じる)音がキィーィィって感じで痛い(痛くはないのにもう痛い)。歯と歯茎のあいだまでしっかりやられるので、もし歯周病とかだったら超痛いと思います😱それで歯垢をまず取って、次にブラッシング。ブラッシングに移ってからは若干安堵しました。灰色のしっかりした歯磨き粉みたいなもので磨いてくれるんですが、なんか気持ち悪いw でも終わったあと鏡で見たら確かに磨かれた感があり表面のざらつき感みたいなものがなくなりました(^^) でも多分最初の道具で若干歯茎から血が出たっぽい。前歯の上の方いつも気をつけて磨いてるんですが、やっぱり歯茎がセンシティブに感じるのでほんのすこし歯周病気味なのかもしれないです😇

 

後日談)

それまで1日の終わりに歯磨きをする時に鏡を見ると前歯にオレンジ色の歯垢が溜まっているのが見えて、それを歯ブラシや少し硬めの道具で擦ってとっていたんですが、歯医者さんでしっかりクリーニングしてもらってからは、このあからさまな歯垢がつかなくなりました。かなり歯の表面のざらつきなどがなくなったので、1年弱の間溜まった歯垢・歯石が歯の表面をざらざらにして余計に歯垢が溜まりやすい状況になっていたんだろうなと予想しています。🧐

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虫歯を治療してもらう。

虫歯の治療のためにしっかり削ることになるので、麻酔をしてもらうことになりました。麻酔を大きな注射でやられるので結構おっかないですが、大きく口開ければ痛みは少しって言われて大きな口開けて我慢してたら確か日本の少しちくっとするくらいでした。麻酔が効くまで5分間待って唇が左側と右側に違いを感じるか何度も聞かれ、感じるまで口を開け閉め歯をカチカチするように言われます。私は鈍感なのか唇に変化があるかどうかなかなかわからなくて、長めに治療を始めるまで待ってもらいました。麻酔がおそらく効いたところで、治療をゆっくり始めます。

 

明るい電気で鏡を持たせてくれてどこが虫歯なのかよく説明してくれるので、どんな状態か理解することができます。細い針のような道具でカリカリされると確かにチーズ状のものが歯の表面に…😇こわい。細い針状の機械で虫歯の部分を削っていきます。振動がくるくらいで麻酔のおかげで痛みはありませんでした。その後に詰め物をするために周りに硬めのコットンを周りに入れて大きく口を開けっぱなしにしなきゃいけないのですが、これが疲れる!

 

詰め物がほぼ完了した後に、開け閉めで確認して噛み合わせが元通りかどうか、何か不自然に感じたら青い紙を挟んで確認し、形を直してくれます。

 

コミュニケーションは英語。

トルコの歯医者さんなんて、英語でコミュニケーションとれるの?と思う方もいるかもしれませんが、イスタンブールの中心部にある歯医者さんなだけあって英語を理解してくれる歯医者さんでした。

 

やってくれた方が女性の歯医者さんでそこの院長さんのようで、その方は若干英語を話すのに慣れていないようでしたが、その娘さんが普段ドイツ在住でドイツ語と英語を話せるらしく、休暇中に帰ってきていてより細かい通訳をやってくれました。そのほかにも、クリーニングを担当してくれた男性の歯医者さんが英語堪能で、たまに治療中も手が空いた時にやってきて院長さんをヘルプしてくれたりしていたのでかなり安心感が高かったです。

 

ちなみに今回使いながら学んだ歯医者英語をリストにしておきます( ◠‿◠ )(知ってはいたけど全くアクティブボキャブラリーではなかった単語たちが今回のおかげで使える英語としてインプットされました)

  • 麻酔 anesthesia
  • 虫歯 cavity
  • 詰め物(歯科の)充填材 fillings
  • 歯茎 gums
  • 歯垢 plaque

 

麻酔で片方の顎と頬の感覚がない…!

麻酔はだいたい4時間ほど効くと言われました。先ほど麻酔を打った時に鈍感で感覚がわからないと言いましたが、治療が終わった時(麻酔後40分)はもっとも効いている状態なので完全に片側の頬と顎のあたりの感覚がないのがおよそ2時間ほど続きました。

 

歯医者さんからは何か食べたりしてもいいけど感覚がないせいでぶつけたり噛んだりして後々痛い思いをするから気をつけて、食べるなら硬いものは避けて、との助言が。私はその後お腹が空いて柔らかめのものとスープを食べましたが、食べにくかったもののなんとか大丈夫でした。その日治療を受けたのは左の奥歯だったので、麻酔が効いていたのは左側の顎から頬まで。右側はなんともないので、笑ったりする時に不自然な感じでした。(ただ外からは普通に見えるらしい)

 

ちなみに、後日私が2つ目の歯の治療をしに行った時に夫も虫歯の治療を受けたのですが、なぜか麻酔は夫はあまり感じていなく不思議に思って歯医者さんに聞いたら、夫が治療したのは上の歯だったため麻酔があまり感じないとのことでした。下の頬に麻酔をうつと神経に近いため、麻酔がよく効き感じやすいとのことです。そのため、私の場合は2回目の治療後も前回と逆側(右側)の頬がしっかり麻酔で2時間ほど感覚がなくなりました笑

 

歯茎の炎症でもう一度診てもらうことに。

私の虫歯は1番奥の下の歯にあらわれたのですが、その虫歯の場所もその奥の歯の奥の奥、歯茎の身?肉?が少し奥から葉に乗っかっているその場所に虫歯ができたので、削る時にかなり大変で、ほんの少し肉に削る用具が触ってしまい若干出血してしまいました。その影響もあり歯茎の腫れが数日続き、それが歯が痛んでるのか歯茎の痛みなのかが自分ではわからなかったため、確認のためにまた歯医者さんに後日伺いました。

 

今回もアポ無しでまた伺いましたが、暖かく受け入れてもらいすぐにチェックを受けることができました。詰め物の処理も問題なく噛み締める時に感じる痛みの原因はやはり歯茎の炎症ということで、痛み止め💊と歯医者さんでよく使われているうがい薬(色付きの液体)を処方してもらい、痛み止めは毎晩一粒、うがい薬は朝夜歯磨きの終わりに使うことをお勧めされました。炎症が起きたのは右奥だったので、なるべく右側では硬いものなどを噛まないようにとも言われました。

 

今は治療後1週間半ほど経ちましたが、歯茎の腫れも落ち着き、痛みもなくなりました。最初の数日は気にしないでお肉などを食べてしまうのその炎症の起きている歯と歯の間の歯茎に肉の筋が挟まってしまったりして余計痛くなったりしました。この場所に物が詰まりやすいと理解したので今後より気をつけて掃除していきたいと思います🦷

 

今回かかった治療費は🤑

 

デンタルツーリズムはお得に質の高い医療を受けれるというのが特徴ですが、どれほど歯科に払ったのかまとめてみます☺︎

トルコのお金はTRY(トルコリラ

 

検診 0TRY 無料

ディープクリーニング 2,000TRY = £53 = ¥9,700

2カ所 虫歯治療・詰め物 5,000TRY (1カ所2,500TRY) = £136.42 = ¥24,000

処方(痛み止めとうがい薬)185TRY = £5.05 = ¥900

 

日本円に換算すると全てが高く見える🥹🥹🥹けど、最初のコンサルテーションと検診で£200ほどかかる可能性のあるイギリスと比べれば、安上がりだったしかなり親身に対応してもらえたのでよかったかなと思います。

 

近々ロンドン在住の友達もセルビアにデンタルツーリズム行くそうです🇷🇸笑 

 

 

 

それではʕʘ‿ʘʔ

 

 

 

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