現実と理想の狭間で〜ゆりの日常 in London

イギリス・ロンドンに住んで4年目の日常。芸術と旅行が好き。

イギリスでの個人資産形成について。やっと切り札?が揃った感じ。〜パーソナルファイナンス〜

パーソナルファイナンスって日本語でなんていうのかな、と考えて全然日本語に訳せなかったのでgoogle大先生とWikipedia大先生にお世話になりました。

 

個人資産形成もしくは個人ファイナンスっていうらしい。もはやファイナンスは日本語なのか。もはやWikipediaの日本語ページの半分が英語の文章のコピペだし。笑

ja.wikipedia.org

 

というわけで、難しそうな話題ですが、個人的にここ数ヶ月色々調べてみてたどり着いた(現状の)ファイナンスプランについて軽く書いてみます( ◠‿◠ )💷

 

個人事業主(solo trader)の資産形成

私は個人事業主(solo trader)になるので、会社に属して収入を得ている方々とは異なります。特に雇用主からの年金の補助などがないので、私の場合は色々先見据えて、資産形成とやらをしないと年取った時にお金がなくなっちゃう!!というわけで、色々調べ始めたわけです。💸あまり余計に税金なども払って損をしたくないので、慣れないトピックで難しかったですが色々調べ続けています。

 

私がいま保持しているSaving accounts (貯蓄口座)など

  1. One-year fixed-term savings account
  2. Easy access saving pot
  3. Cash ISA
  4. Stock & Shares ISA
  5. Personal Pension ←New!!
  6. regular account 

なんか全部出してみたら結構種類ありますが、それぞれ役割が異なります。6は普段の銀行口座のことなので、5種類の貯蓄口座的なものがあると思っていいでしょう😄

 

1. 定期貯蓄口座 Fixed-term savings account

これは、まとめたお金を1年間もしくは2年間などの長期にわたってロックして保管することで、わりと高利率のリターンが1年後についてくる貯金口座です。たとえば、利率年間5%の定期貯金口座に£5,000を入れとくと、1年後に£250増えるという感じ。

これはめっちゃいい。しかし実は、日本と違いイギリスのインフレーションは4.5%を超えている(数ヶ月前は10%以上だった)ので普通に現金を保持していると自動的にお金を失っていることになります。この場合、この定期預金でやっと同じ価値をキープできるという感じです。日本育ちの身としては、金額(数字)は増えているのに価値は変わらない、もしくは落ちているというのが不思議な感じがします。。。

 

私は今のところ、Monzoのsaving potを利用しています。今年の9月あたりにまとめたお金を入れたので、また来年の9月くらいに利率分が増えてロックが外れる感じ。

 

2. お金を引き出しがいつでも可能なタイプの貯蓄口座 Easy access saving pot 

これは定期貯蓄口座とは違い、ロックがかかっていないタイプの貯蓄口座です。お金がどれだけ引き出し可能かなど頻度によって、利率が高かったり低かったりします。たとえば、1ヶ月に1回のみの引き出しが許されているものから、いつでも普通の銀行預金口座と同じように取り出し可能なものまであります。

 

私はこれもMonzoを利用していて、一応普段使う分のお金はregular accountに入ってるので、他の部分の緊急の際に使えるようとして、emergency savingというような形で、翌営業日に取り出し可能なタイプのsaving potを使っています。これも利率が結構良くて、4%くらい。私が1と2のsaving potsを利用始めたのが今年の夏頃で、インフレーションレートが今より高く10%くらいだったのもあって、利率がわりといいものが増えていました。いいタイミングだったかも。これは定期貯蓄口座と違って毎月利率が振り込まれます。

 

3. Cash ISA 

これは日本がイギリスを参考にして作ったと言われるNISAの参考元になります、ISA(Individual Saving Accounts)なんですが、一応Cash ISAとStocks & Shares ISA(以下S&S ISA)の両方を持っています。

 

ただ、現段階では私にとってはCash ISAの必要性がないことを理解(やっと!!)したので、Cash ISAはすでに入れたお金は保管したまま、デポジットを追加しないで保持しておこうと思っています。Cash ISA の利点は利率分の増えたお金に税金がかからないということなんですが、私はよくよく計算してやっと理解したらPSA(以下説明)を超えるほどの利率のリターンがもらえるほどまだ貯蓄が溜まっていなかったんです。笑 ざんねん汗汗

 

Personal Savings Allowance (PSA)とは?

イギリスにはPersonal Savings Allowance (PSA)という制度があり、利率のリターンに対しての税金をいくらかまでは払わなくていいよ、という限度を設けています。これは収入の大きさにより変動し、Basic Rate Taxpayersの人は£1,000までだったらそこにかかる税金(income tax)を払わなくていいよというふうになっています。もしHigher Rate Taxpayersの人は£500まで、Additional rate taxpayer の人はPSAがありません。

 

なので利率5%の預金口座に£20,000以上を1年間保管した場合、£1,000以上が利率で追加されるので、£1,000を超えた分には税金を払う義務が出てきてしまいます。なので、それ以上の貯蓄がある場合に、Cash ISAの出番がでてくるというわけです。今のところ、私は貯蓄を始めたばかりでそこまでに至っていない汗汗 ので、1〜2年以内にまたCash ISAにお世話になる意味を持つべく(?)こつこつお金を貯めていきたいと思います。笑 

 

4. Stocks and Shares ISA

Stocks & Shares ISAは日本のNISAの前身という感じだと思います。私はVanguardを利用していて、S&P500やFTSE100などのindex fundsに投資をしています。

 

ただし、ISAには毎年£20,000のみしか入れられないという限度額が決められています。これはCash ISA、Lifetime ISA、S&S ISAなど全てを含めて£20,000以内ということになるので、収入が多い人はまずISAに限度額まで毎年貯蓄もしくは投資をした上で、収まりきらない分を高利率貯蓄口座に貯蓄をすることになると思います。この場合、ISAではない貯蓄口座で返ってきた利率分に対しては所得税の対象になってしまいますが、高所得の人の人の運命という感じですね。

 

私は今のところ一時Cash ISAの方をホールドした形にしていますが、投資の場合はポテンシャルのリターンが大きくなる可能性が大きいので、今のところS&S ISAのみで運用をしています。今年の春からS&S ISAを利用し始めましたが、今のところの伸びは6%ほど。長期投資という形で将来的に家を買う時やリタイアメントの時ためにゆっくり積み重ねていきたいところです。

 

5. 個人年金 Personal Pension 

これはや〜っと最近始めたのですが、年金についてですね。投資や年金に関してはいくら投資するかよりも長い年月投資(貯蓄?)していくのが重要なので、なんとか20代半ばに取り組み始められたことは良かったかなと思います。

前にフルタイムで会社に勤務していた時は、任意で会社が契約している年金のプロバイダーに5%ほど払っていて、その分の所得税の税控除を受けていたことになります。

 

年金は必要なのか?自分で貯蓄や投資をしていておけばいいのでは?と思う人も多いと思います(私もこの前まであまり違いを認識できていませんでした)が、個人年金の主な利点の1つは、拠出金が税控除を受けられることです。つまり、拠出額£80につき£20の税額軽減(基礎税率による税額軽減を想定)が政府から上乗せされます。これは年金貯蓄を増やすのに役立ちます。たとえば、£200を年金に投資することで、£250分の年金を将来のために貯めることができます。これは無限に可能性がある投資と比べてどうなのかということにはなりますが、Tax reliefを受けられる利点と、必ず20%は上乗せされ、その場で上乗せされて貯蓄したことが見れるので将来的なパーソナルファイナンスプランとしては、かなりいいものだと思います。

 

私はPenfoldとPension Beeという個人向けの年金サービスプロバイダーで迷い、Pension Beeを利用始めました。昔の会社からの年金分も今トランスファーしている最中です。

 

6. Regular Account

これはみなさん必ず持ってるであろう普通口座。3年以上ずっとMonzoだけで生きてきたのですが、Monzoはオンラインバンクでとてもアクセスがしやすくかなり先進的・進歩的な銀行でとても使いやすいのですが、最近ひとつ使いづらさを感じたのが、現金との相性が悪いこと。

現金をMonzoの口座に入れるには、提携しているcash pointのお店を見つけ、ブランチがない代わりに口座にお金を入れてもらう必要があるんです。その場合、一回の手続き£300まで、半年以内(ここ記憶あやふや)に£1,000のみの現金の入金することが規定で許されています。なので£1,000を超えてしまう場合、家で保管するか別の銀行を使う必要があります。

 

イギリスは日本よりはるかにカード社会が進んでいて、私も普段現金を好んで使うことはないので、Monzoはさすがオンラインバンクということで個人的に理解できるのですが、私は仕事上、現金でレッスン費用を払いたいという生徒もいて現金を受け取ることがしばしば。私自身現金で支払いをすることがほぼない。。。ということは、家に現金が溜まっていくんです。そしてこの記事の上の方?でも記した通り、イギリスは今でもインフレーションレートが5%ほどあるので、そのまま現金を保持していると時間が経つことで自動的に価値を失うことになってしまいます。なので、すぐに利用するなら持っていてもいいものの、保持しておくなら絶対に投資するか高金利の貯蓄口座に入れたほうがいい。

 

というわけで、イギリスの、日本でいうところの三井住友・みずほ銀行的な立場に君臨する銀行の一つ・Lloydsに最近新しく口座を開きました。ある程度大きい駅の近くにはほぼ必ずLloydsのブランチを見つけることができるので、やはり大手の銀行はこういうとき便利です。また、日本ではよくある振り込み手数料がこちらでは基本ないので、溜まった現金があるときにLloydsの口座に入金して、メインバンクとしては引き続きMonzoを使っていくつもりです。

 

 

 

とりあえず、こんな感じでほぼ私の今後のメモ用になってしまいましたが。もしかしたら似たようにイギリスに長期で住むことや永住を考えている人には参考になるかもしれません。それにもし似たように色々試行錯誤していてもっといいPersonal Financeのアドバイスがある方がいらっしゃったらコメントしていただけたらとっても嬉しいです😄また、こういうリアルなことをたま〜にアップデートしていきたいと思います。

 

それでは〜!!👋

 

 

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