現実と理想の狭間で〜ロンドンの日常

イギリス・ロンドン在住の20代。ロンドンで出会った夫と二人暮らし。芸術と旅行好き。本を楽しみたい。

ヘミングウェイ著『老人と海』ー読了

突然思い立って読み始め、3日間で読了。アーネスト・ヘミングウェイの『老人と海』は名前を小さい頃から知っていて、テレビなどでもよく取り上げられていたので、いつか読もうとずっと思っていた。

光文社古典新訳文庫のシリーズがKindle Unlimitedに入っているのはとてもありがたい。やっぱり古典って読みにくいっていうのが壁になることが多いが、光文社の新訳文庫は読者初心者でも読みやすいように訳されていると思う。また、訳者の後書きや解説が豊富なので作品の背景や著者についても知れるのが嬉しい。

読書記録

タイトル:『老人と海(The Old Man and the Sea)』

著者:アーネスト・ヘミングウェイ(Earnest Hemingway)

出版社:光文社

フォーマット:Kindle Unlimited

読書期間:2025/09/23-25

 

老人の執念と忍耐力、孤独との戦い、心の強さ、その老人を慕う漁師の少年が印象的だった。途中カジキとの忍耐戦は少し停滞感があって、この抗争はあとどれくらい続くのだろうと思ったが、無事カジキをとらえたときは老人と一緒に、やったぞ、と喜びを感じた。160ページほどと長くはないので、わりととっつきやすい古典作品だ。

ヘミングウェイ自身が釣り好きでメキシコ湾でカジキを釣っていたそうだ。ある漁師に実際にあった話がもとらしく(ヘミングウェイが昔インタビューで、ある老漁師が二昼夜カジキに引きずられて沖まで出てなんとか帰ってきたときは、ほとんどカジキがサメに食べられてしまっていて叫んでいた、ということを語っていたらしい)この小説の構想は彼の中に二十年以上あったそうだ。研究者たちはもとになった漁師が誰なのか議論をしているらしいが、ヘミングウェイはこれはフィクションだと後に言っている。

この本の名前は昔から知っていたが、私の勝手なイメージでは老人が無謀な漁をして大きな魚と戦って結果命を落とすんじゃないかと思っていたので、小説の中で老人が大きなカジキを銛を使って倒したときは、嬉しかった。鮫が襲ってきた時に、ああなるほど、こういう展開なのかと思った。無事帰路に着いたときは安堵したし、祝福する気持ちになった。とくに、最終的に漁師仲間がカジキの骨の大きさを見て感心している場面で彼の命懸けの数日間と傷ついた手が報われた気持ちになった。この老人と少年の関係が暖かく切なく、印象に残る。

 

 

夫にこの本を読んだと伝えたら、ロシアの学校で授業に取り上げられて、読まされたそうだ。授業で使った大体の本はロシアの小説家の本だそうだが、シェイクスピアなど代表的な幾つかの海外文学は扱われたそうだ。私が日本の国語の授業を思い出す限り、海外作品を取り上げられた記憶がない。国語の授業は好きじゃなかったことを思い出すが、どんな本が取り上げられていたか、、今度調べてみたい。

 

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。🎵

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