現実と理想の狭間で〜ロンドンの日常

イギリス・ロンドン在住の20代。ロンドンで出会った夫と二人暮らし。芸術と旅行好き。本を楽しみたい。

小説嫌い、英語縛り、紙の本信仰――読書習慣を作るのに邪魔していた3つのこだわり

8月の最初の週に、この夏休みで今度こそ読書習慣を作るぞ、と強く心に決めて、ほぼ4週間が経ちました。そこから26日間、国内旅行中も毎日欠かすことなく本を読み、これまでに9−10冊の本を読み終え、今は同時並行で3冊(小説、エッセイ2冊)を読んでいます。

読書を生活の一部にするのは、長年の夢でありながら、なかなかうまくいかず、8月より前に読んだものといえば、数日おき、数週間に1度思い立って読んだ最初の20%しか読めていない自己啓発地政学、政治、実用本などが点々と紙の本やKindleに残っている程度で、その中から覚えている内容って本当にごく一部という有様です。なんて有様なんでしょう。笑 自分でも残念になります。

そこで、夏休み、今度こそ、という強い気持ちで読書習慣を作るためにやめた3つのこだわりを紹介します。(紹介するといっても、自分が書き留めておきたいだけですが。)

 

読書習慣を作るのに邪魔していた3つのこだわり

これまでの読書を振り返ってみて、自分が持っていた妙な偏見や思い込みに気づき、それを手放したら読書がぐっと身近になり、毎日特に「ああ読まなきゃ」なんて思わずに「本読みたい、時間を作ろう」と思えるようになりました。これが以下の3点です。

①小説を避けていたー小説を全く読まずに10年以上。

小説嫌いとタイトルには書きましたが、別に特別なヘイトな眼で小説を見ていたわけでもないのですが、小説を読もうと思ったのは実に何年ぶりだろうと、思い返せるだけ人生を辿ってみたら、、、中高生まで辿り着きました。今私はアラサーに突入した20代。

私は小学校、中学校はよく図書館に通っていました。父に頼んでシリーズ小説などを買ってもらったりもしましたし、家の私の部屋の本棚には一応本がずらっと並んでいました。読んだ本として記憶にあるのは、ジェーンオースティンの『高慢と偏見』、ユゴーの『レ・ミゼラブル』、遠藤周作(たぶん)の『王妃マリーアントワネット』、コナンドイルの『シャーロック・ホームズ』全小説、ホーキング博士親子著の『宇宙への秘密の鍵』、林真理子下流の宴』など。あとは小学校の頃はまわりや担任の先生から歴女と呼ばれるほど、たくさんの歴史系の本を読んでいました。個人的に本を全く読んでないタイプのキッズではなかったと思っています。

残念ながら、高校生になってからは友達と遊ぶのとピアノに忙しく、本を読んでいた記憶はあまりありません。また、今思い返すと読んだ小説も、映画やミュージカル、別の媒体でタイトルや内容に親しみがあるから読んだかんじがしますね。私は小さい頃から海外に憧れを持っていた系の子供だったので、選ぶ本もだいたいが海外小説や海外の舞台にしたものでした。

実は、こうやって振り返るまで、自分が小説をまともに読んだことがないことに気づきませんでした。最近、イギリスでも本屋に行くと日本の小説家の本が結構大々的に扱われていたりします。ちょうど本をまた読み始めたいな、と考えていた時期に行った地元のカフェで、『Convenience Store Woman Sayaka Murata』 と書かれた本を見かけたのを思い出し、海外で話題になるほどの日本の小説を読んでみたらどうか、と思い立ちました。ここまで話題であれば、イギリスでも知っている人が多いし話の話題にも使えると思ったわけです。

そして読んでみた10年以上のブランク後、最初の小説『コンビニ人間』。読み始めてから、たった2−3日で読み終えてしまいました。普通に続き気になるなあ、なんて思って空き時間に本を開いて過ごしただけでさくっと読み終えてしまった。えっこんなに簡単なの?ってびっくりしました。読むんだったら、内容を少し長く覚えておきたいと思って、気になった文章にハイライトをつけたり、内容を軽くまとめてアイフォンのノートに残したりしました。読み終えてから3週間以上経った今も誰かに内容を説明できるくらいには覚えているし、読んだ後の感覚が残っています。

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それから、海外で話題の日本の小説をいくつか読み進め、とても楽しく読んでいます。読みたいと思う本はどんどん増え、頭の中でリストになっているくらいです。実用本とか情報系の本っていつ戻ってきてもいい、淡々と話が進むから、次の章を読みたい、次は何が起こるんだ、なんて思わないので、読むリズムができなかった原因かと思っています。その逆で、小説だと、次のストーリーが気になるし、何が起こるんだろう、と苦なく読み進めていけるのが読書習慣を作るのにすごく役立っている気がします。なぜ小説を読んでこなかったのか、ああ勿体なかったな、と今思うものです。

②英語の本にこだわっていたこと

これは日本に住んでいるほとんどの方にはあまり当てはまらないかと思いますが、もしかしたら海外を拠点にして長い人には少し共感してもらえるかもしれません。

私が手元に持っている紙媒体の本はほぼ全て英語で書かれた本です。イギリスに移り住んでから5年にもなると必然的にそうなります。。本屋さんはぱっと暇つぶしに立ち止まった駅や空港のWHSmithなどで、目に入る面白そうな本はもちろん英語で書かれています。そして、英語を話せるし、英語も読めるし、英語で読めばいいじゃんと思ってきました。ここが誤算。笑 英語で長い本を読むのって疲れるんですよね。気づいたら頭の中で音読して読み進めているものの内容が入ってきてなかったりする。そして、内容を理解できてなかった分に戻ってまた読み直す。。たまに単語がわからなくてめんどうだけどGoogleで検索。それでもピンとこなかったりする。とりあえず本を読み進める。だんだん仕方なく勉強をしているようなそんな気分になってくるんです。しかも、私は前述したように小説を読まなかったので、英語で読んでいた本といえば地政学(Geopolitics)とか自己啓発系の本。いや、内容は面白いんですけど、内容がたまに難しかったり、読書リズムがつかないのいうのが欠点。

横でiPhoneで本を読んでいる夫の画面を見ると、そこにはロシア語。ニュースを読むのが好きで時間が空くとBBCやTelegraphニュース記事を読んでいる彼はおそらく英語でも難しい内容を読むのに私よりも慣れていると思うのですが、結局母国語であるロシア語で読んでいる。

そこで、私は自分の英語力を過大評価せず諦めてKindleに頼り、日本のアマゾンから日本語の本をダウンロードして読むことにしました。これまで使っていたiPadKindleではイギリスのアマゾンでログインしていたのですが、イギリスのアマゾンでは日本語の本はダウンロードできないので(ここが少し面倒)ログアウトして、日本のアマゾンでログインして使っています。イギリスのアマゾンで購入した本を読みたい場合は、またログアウトとログインをしてアカウント変更をしないといけないのが面倒なところですが、仕方ない。

自分の英語力は諦めて結局、読書習慣を作るには「自分が一番リラックスできる日本語」で読むのがベストだったということです。私は20年以上日本語環境で生きてきて、まだイギリスに来て5年ですから、日本語の方が楽だというのも当然といえば当然なのかもしれません。これから何十年とイギリスに住み続け日本にいた期間よりも長い期間こちらにいたら、どう感じるのか、少し気になります。英語の本から完全に離れるつもりはないですが、今は9割以上は日本語で本を読んでいます。英語は持っている紙媒体の本で気が向いた時に読むくらいで、英語力が上がることを願ってたまに読むようにしたいです。

③読む媒体にこだわっていたことーiPhoneを読書に活用するべき

これはもう完全な偏見。すごく無駄なこだわりですが、「本を読むならやっぱり紙の本が一番」もしくは「Kindleなら専用端末が一番」と思っていました。私はアナログな感触が大好きなので、やっぱり本を読むとしたら読んだ感があって目に優しい紙の本だろう、と思ったり、仕方なくデジタルで読むなら、専用媒体が一番よく、代替としてまあiPadかな、なんて思っていました。iPhoneの画面てたいして大きくないし、目が疲れるだろうと勝手に思っていました。でもその結果、外出先で本がないと時間を潰すのはインスタグラムやXがほとんど。で思ったんです、いや結局字を見てるじゃないか、と。

そこで、Kindleをダウンロードして日本のAmazonでログインし、待受の一番目立つ下の4つのアプリ枠の一つにKindleを移動させました。そしたら今では、ちょっとした地下鉄などの移動時間が待ちに待った読書時間になりました。また、日帰り旅行とかの長い電車はもう最高の読書時間。

そして、iPhoneのメモ機能もよく利用しています。小説の登場人物の特徴とか性格をメモったり、気になったフレーズをメモしたり、読書メモに使っています。今では 隙間時間が全部「読書チャンス」に変わり、暇つぶしのソーシャルメディアの時間が減りました。一石二鳥というのはこういうことだなと思っています。

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ちなみに2年前ほどに買ったKindleは棚に眠っています。残念ながら。家や仕事バッグを持ち歩いている日のカフェなどはiPadで読書、電車などの隙間時間はiPhoneで十分です。

 

ということで、どうでしたかね。笑

もちろんまだ毎日読書をするようになって4週間と浅いので、9月に入り仕事が忙しくなってきたらどうだろういう心配はありますが、これまでで一番成功しているので、そのまま続けていたいところです。隙間時間をうまく利用できるようになってきたので、全体的に一冊を終えるスピードが遅くなっても、読書自体は継続できる気がしています。

 

今後も読書備忘録を投稿できたらし続けたいと思っているので、本好きの人と繋がりたいです。新参ですが、読書界隈の人たちどうぞよろしくお願いします🎵📚

それでは、今日はこれくらいで。

 

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