現実と理想の狭間で〜ロンドンの日常

イギリス・ロンドン在住の20代。ロンドンで出会った夫と二人暮らし。芸術と旅行好き。本を楽しみたい。

なぜ読書をするべきなのか『読書するひとだけがたどり着ける場所』

読書を毎日の習慣にすることを決めたのが1週間前。今回は今のところちゃんと実践できている。1冊だけに集中して読むのもいいが、その本の気分ではない時にも読書を続けていけるように、1冊小説と、1冊ノンフィクション(情報本や自己啓発的なもの)の計2冊を読むことにした。というわけで、すでに読み終えた『コンビニ人間』と同時に読み始めたのが、この本。

 

読書を習慣にするために、読書がどんないい影響を及ぼすかわかれば、これからのモチベーションにつながると考えた。読み終わった今、いい方向で説得された気がする。

 

読みながら、覚えておきたいポイントを箇条書きでまとめておいた。

 

読書の効果

  • インターネットやテレビは浅い知識を得るもので、読書は深い教養を得ることができる
  • 専門のものだけ深くなっては意味がない
  • 本を読むことで言語の認識力を伸ばせる
  • 本を読むのと朗読を聞く(読み聞かせ)は脳を働かせる、逆にアニメや映像はイメージ力を鍛えるのが難しい
  • 言葉にはパワーがある。ぐっときたら自分の名言として取っておくとさまざまな局面で助けになる
  • 本を通して他人の人生を追体験することができる
  • 読書は集中力の訓練になる、読書慣れをしていない人は、集中力を持続させるのが難しく、「めんどくさい」と感じてしまう。一つひとつ集中して取り組むことができれば、短時間で目標を達成することができ、その結果余暇も増え、時間が増えてやりたいことがもっとできる

効果的な読み方

  • 思考を深めるには人と読んだ内容を話すのがいい
  • 読んだ本のおすすめ文「ポップ」を書いてみる
  • 好きな文章を3つ選ぶ
  • 名著にもツッコミを入れ、少し引いて笑いながら読むことで全部呑み込まれることはなく、自分は自分として考えながら読める(偉大な著者には極端な人も多い)
  • 次の展開を予測しながら読む
  • 1テーマもしくは同じ著者の本を5冊を読むとかなり知識が得られる
  • 図鑑や百科事典で全体像を手に入れる
  • 著者の目で読み進めることで違う視点で物事を受け止められ、深みが出る

本の種類やおすすめについて

  • 読書には2種類あり、情報としての読書と人格としての読書がある。どんな本(上本盆を含め)でもそれを成し遂げた人がおり人格がある
  • 福沢諭吉福翁自伝は面白いのでおすすめ
  • 長く愛され世界中で読まれているような文学は、普遍性がある。例・2500年くらい前に作られた戯曲『オイディプス王
  • 素晴らしい本は読みにくいことが多い(カラマーゾフの兄弟など)
  • 本か漫画ではなく、or ではなくand

厳しいが後押しになる言葉

  • 難しいもしくはあまり親しみのない内容を見て切り捨てて深みに入って行こうとしないのは「無教養な人間のやる無作法な態度」驚くべきことに驚けるのは教養があるから。驚くという驚異の情が知の探究・哲学のはじまり
  • 人間的に優れた人柄の人を人格者といい、知識、思考、感情、性格など統合した個人の在り方が人格で、人間性と言い換えられる。孔子は人格的に優れていることを仁と言った
  • 一流の本を書くのには才能が必要だが、本を読むには才能はいらない。本来誰もが知的好奇心を持っているが、成長とともに離れてしまっているだけで、ポテンシャルはもっている

 

この本を人にお勧めしたいかと言われれば、わざわざしないかもしれない。でも、私のように読書習慣を身につけたい人にとってはいい後押しをしてくれると思う。また、どんな本から読めばいいかわからない人にとってもおすすめしたい。難しい複雑な長い小説などは避けようと思っていた私だが、今ではドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を楽しめるようになるといいな、なんて思っている。他にも、古典文学や哲学系の本も読みたい。でも、まずは読書習慣をつけるところから。個人的には、何週間もかけて分厚い本を読むよりも数日〜1週間程度で1冊読める終えられるくらいのペースで一気に十冊くらい読んでしまいたい。そしたらなんとなく自信がつく気がする。